Category: 句集

カーラジオ立夏を告げて途切れけり 神野紗希

神野紗希さんを知ったのは、たしかーTwitterの中でスピカのことを見つけて・・・だったと思います。俳句王国とか俳句甲子園の出身だとか、まったく知りませんでした。で、例の「コンビニ」の句を見つけて、ぉぉこーゆーのもありか、って思った記憶があります。いい意味でなんかの垣根が取り払われた気がしましたね。なので句集を読んでみたくて、普段ならAmazonでたのむクセに、ミーハー魂全開でスピカのお店で発注。なんでって?一句、揮毫してくれるんですよwなお、揮毫という言葉も初めてこれで知りましたw

で、まったくつながりありませんが、句集『光まみれの蜂』(角川書店)から、掲句です。



生きながら鉛筆にされ秋気澄む 関悦史

関悦史さんの句集、『六十億本の回転する曲がつた棒』(邑書林)。えーと、この句集はジャケ買いです。もっと言うと、タイトル買いです。タイトルの元になったのは、箱根彫刻の森美術館にある「16本の回転する曲がった棒」という作品のもじりだそうですが、収録句のキーワードをタイトルにした句集が多い中、イカしてると思います。ボクには難しい上に漢字辞書が手放せなかった句集なのですが、収録句も多かったのでかなりどっぷり浸かりました。で、掲句です。



天国の匂ひや春の螺子工場 ぺぺ女

えーと、前置きが長くなりますが・・・。

ボクが俳句を始めたのは、「ハイクブログ」というブログパーツがきっかけでした。このブログにも貼ってあったのですが、サイドバーに、俳句の短冊を貼れたんですよね。はじめのうちはサラリーマン川柳みたいのを貼っていたんだけど、もっとかっこいいのにしたいと思って、本を買って勉強したりしていました。そのうち、ハイクブログユーザー同士でつながりができて、コメントしあったり、同じテーマで俳句を作ったり、コミュニケーションを楽しむようになったんですよね。

ハイクブログは終わっちゃって、そのときのつながりも切れてしまったけど、ハイクブログをきっかけに結社に入ったひともいれば、ボクみたいに続けているひともいます。Twitterで俳句をツイートしている人の中には、ハイクブログで見かけた人もチラホラいます。

Twitterを始めてぼーっとタイムラインを眺めていたときに見つけたのが、「飛び込め!かわずくん」でした。たぶん、#otahaikuのタグを見ていた流れでたどり着いたんだと思います。途中からだったんで、つらつらと連載を読みながら思ったのは、投稿されてる句のスゴさなんです。必ずいくつかは「チクショー!」って思う句があったし、グッサリくる句がたくさんありました。選者も投稿者も、自分がイイって思う感覚に近いんだろうと思って、ここで選ばれるようになれば・・・あるいはこんな投稿者の人たちの中でも揉まれれば・・・。そんな思いで、かわずくんに参加しはじめました。

当時も今も、自分の句作が上達したとは思えませんが、少なくとも「俳句を読む」面白さは、十分に感じてます。句会にもちょびっとだけ参加したりしてみて、あれこれ言い合うのも、人の読みを聞くのも、楽しいですね。堀本さんをはじめとするいるか句会のメンバーにお会いできたのも、「かわずくん」のおかげです。まだまだこの先、楽しみたいと思います。

で、前置きが長くなりましたが、ボクがかわずくんの投稿句で一番好きなのが、この句です。



空蝉の背中に糸のやうなもの 鴇田智哉

今回は、鴇田智哉さんの句集『こゑふたつ』(木の山文庫)より、取り上げてみました。句集自体は2005年に出版されたもので、けっこう前のものなのですが、Twitterでご本人が「お譲りします」とツイートしているのを見かけ、恐れ多くもご恵贈いただいたのでした(言葉あってる?)。

3年くらい前かなー、インターネット俳句コンテストっていうのがあって、それに応募したら選者のひとりの鴇田さんが自分の句を2つもとってくれたことがあって、お名前を覚えていたのと、作風とか気になっていたのです。で、句集から掲句です。



夜咄や暗がりに斧立て掛けて 堀本裕樹

そーだ、句集に載っている句の感想を書くのも、きっとアリだ・・・。堀本さんなら、変な読みしてても読み手の自由って言ってくれると思うし・・・。ということで、堀本裕樹さんの句集『熊野曼陀羅』(文學の森)から、惹かれてやまない句を取り上げてみました。